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溜め池ぶろぐ

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日々生まれる一滴一滴の出来事や出会いを、大切に留めておく場所として。

フードロス削減を障害者の力が担って生まれたお菓子「イモマール」

昨今よく耳にする「フードロス」
お聞きになられた方も多いかと思います。

フードロス…ざっくり言うと「まだ食べられる食品を廃棄すること」

食べ残しや賞味期限切れ食品もそうですが、
規格外野菜や果物が流通せずに破棄(放置)されることも「フードロス」

フードロスをなくそう!と規格外野菜を飲食店が買い取ったり、
プロのシェフがそれらを使った美味しい料理を作ったり、、、
そんな動きも見られるようになりました。

もし、ここに福祉の力が活用できれば!

茨城県はさつまいもの収穫量は全国2位(全国シェア20.3%・平成27年)
それが、「ほし芋」となるとダントツで全国1位!
9割以上が茨城県で生産されています。

茨城県内でも、ひたちなか市の生産量が圧倒的に多いのです。

以前、私も視察に行かせていただいたのですが、辺り一面さつま芋畑。
砂地なので水はけがよく、とても甘いお芋ができるそうです。

フードロス削減を障害者の力が担って生まれたお菓子「イモマール」_a0277483_09403158.jpg

干し芋もよく見かけるスライスしたものから、皮をむいた状態のまま作る「まる干」
桐箱に入った高級品まで様々な商品が作られています。

当然、元のさつま芋の大きさ、形によって価値も変わってくるわけです。
形の悪いもの、小さいものは価値が付きにくい…
畑に放置されたまま、、、ということになってしまいます。

とっても甘いさつま芋には違いないのにもったいない~!

そんな状況の中、ひたちなか市にある障害者施設で働く皆さんのパワーが発揮されました。

捨てられるはずだったさつま芋を
収穫→洗浄→蒸す→ペーストにする。

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こちらの希望を伝え、しっかりと香りが残るよう皮も混ぜ込んでもらいました。
甘い甘い「さつま芋ペースト」のでき上がりです!

このペーストを神戸の製餡所が購入し
たっぷりのミルクを加えて「さつま芋ミルク餡」を製造。
「さつま芋ミルク餡」を西宮の焼き菓子店が購入し
さつま芋菓子を製造しています。
西宮の焼き菓子店も就労訓練体験施設となっているので(地元ベーカリーがプロデュース)
まさに福祉が繋いだ新しい形の事業とも言えます。

イモマールは、西宮だけでなく茨城でも販売されていますので、
さつま芋が、茨城→神戸→西宮→茨城と各県をまわることから
「イモ回る」=「イモマール」
ダジャレのようですが、かわいい商品名となりました^^

もちろんお味もとっても美味しい!

販売量が増えれば、働く障害者の工賃(給与)アップにも繋がりますので
今後、益々販路が増えていくことを願うばかりです。

「イモマール」はオンラインショップでもお求めいただけますので、是非一度お試しください。
贈答用パッケージもございますので、お土産にも最適!
企業さま等、おまとめのご発注も大歓迎です。

フードロス削減を障害者の力が担って生まれたお菓子「イモマール」_a0277483_09442483.jpg
(パッケージは変更になる場合もございます)



フードロス削減を障害者の力が担い、
携わる障害者の工賃アップにも繋がる…可能性を秘めた事業です。
 

☆参考資料→ こちら






by essence-since2011 | 2017-07-14 09:56 | B型事業所工賃アップ

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