皆さま、おはようございます。
11月5日、イル・ピスタッキオ 檜森シェフにシチリア料理を教えていただきました。
今回は31名のご参加、その内9名のろう者にご参加いただきました。
お教室の前に「
大阪ガス生活誕生館DILIPA千里」さんの施設見学を。
ろう者のグループには、手話通訳さんが同行してくださいました。
小一時間の見学の後、お料理教室開始です。
まず、essenceより岩永の挨拶、
続いて檜森シェフにもご挨拶いただいたのですが、
二人共、自己紹介と挨拶は手話で。
ろう者の方は、とても喜んでくださいました。
今回教えていただいたのは、シチリアの中でも「
トラーパニ地方」の郷土料理3品。
まず、
*お魚のクスクス
天然の鯛を捌くところからデモンストレーションしていただきました。
プロのコツは、目からウロコがいっぱい!
皆さん、クスクスってご家庭で作られたことありますか?
「知ってるけど、家で作ったことがない」
「初めて食べる」
という方もチラホラ。
使ったことがある方も、パッケージに書いてあるように
お湯を注いで蒸らすだけ…だったのではないでしょうか。
日本で売られているクスクスは、一旦加熱したものなので5分程度蒸すだけでいただけるのですが、
シチリアでは、
クスクスディセモーラ(クスクス用に挽いたセモリナ粉の粒)を
クスクスシエラ(クスクス専用のお鍋)で2~3時間かけて蒸す必要があるため
週末等、ゆっくり調理時間を費やせる時にいただくものだそうです。
日本のクスクスも、単にお湯を注いで蒸らすだけでなく
しっかり
インコッチャーレする(混ぜ合わせる)ことで、食感も全く違ってくるとのこと、
やはり、美味しいものには「大変な工程」がつきものですね。
皆さん、かなり頑張って混ぜていらっしゃいました。
鯛のアラと身を時間差で投入し、じっくり煮出したスープのお味はいかがでしたでしょうか。
*ショートパスタ トラーパニ風ペースト
トラーパニの近くには、とても香りのいい赤にんにくの産地があるそうです。
ご家庭で作る場合も、ぜひ国産に拘って欲しいと。
このペーストは、質の良い材料を揃えると簡単に美味しく作れそうでしたね。
この日使ったショートパスタは、カサレッツェ(切り口がS字型になったショートパスタ)。
「大量生産」と品質のいい「少量生産」ものの見分け方を教えていただきました。
*カッサテッレ
生地作りからデモンストレーションしていただきました。
教室では、パスタマシーンを使って生地を延ばしていきましたが
ご家庭にない場合、麺棒で延ばしても大丈夫だそうです。
リコッタチーズのクリームも、ご家庭でも作っていただけそうですね。
ただ単にお料理を教えていただいただけでなく、
シチリアの文化、トラーパニ地方の特徴も教えていただき、
「シチリア料理」がより身近な存在になったのではないでしょうか。
試食の際のお飲み物は、サンペレグリノ(スパークリングウォーター)を準備させていただいたのですが、
「イタリアでは、食事中に炭酸水を飲むのが一般的なのですか?」という
ご質問もありました。
日本では、あまり馴染みがないかもしれませんね。
皆さんにご記入いただいたアンケートには、
☆楽しかったですか?→全員「はい」
☆満足度はいかがですか?→全員「満足」
☆また参加したいですか?→1名無記名、その他全員「はい」
とお答えいただき、ご満足していただけたことに安堵しております。
こちらのアナウンス不足で、ご迷惑をおかけした点もありましたが
(お腹すき過ぎましたよね…申し訳ございません!)
楽しかった、美味しかった、おなかいっぱいで大満足というご感想をたくさん頂戴いたしました。
その他には、
「今回の参加が決まってから、NHKの手話講座を何度か見て勉強しました」(聴)
「今後も活動を広げていって下さるようお願いします」(聴)
「ご一緒させていただいた方とのコミュニケーションも楽しかったです」(聴)
「シェフの説明も丁寧で良い経験ができました」(聴)
「シェフが手話通訳者を気にしながら話しているのがよかったです」(ろう)
「シュクレスタッフさんもお手伝いに来てくださっていて嬉しく思いました」(ろう)
「このような意味のある料理教室に参加したのは初めてです。
ろう者の1人である前に、同じ社会を生きる一人としても嬉しい参加でした。
このような活動が末永く続いていったら…と強く思っています」(ろう)
などなど、貴重な感想を頂戴し本当に嬉しく思っております。
また、次の課題も見えてきましたので、今回の反省点を次回に活かし
更に満足度の高い内容にしてまいります。
日々の営業に加え、この日のために様々ご準備くださった檜森シェフ、
ご参加いただきました皆さま、
会場をお貸しくださり、お打ち合わせ~後片付けまで大変お世話になった
大阪ガス生活誕生館DILIPA千里さま、
アシスタントとしてお手伝いくださったSさん、
定休日返上でお手伝いくださったシュクレクールスタッフお二人、
大阪市手話サークル連絡会からお越しくださった手話通訳者お二人、
皆さまのお力添えあってこそのお料理教室開催、本当にありがとうございました。
尚、画像は
essence facebookにてご覧いただけます。
ご覧の際は、是非「いいね!」もよろしくお願いします。
=今後の予定=
☆11月19日(月) 手話講座(という名の手話交流会) 時間・場所未定
☆12月8日(土) 阿波座 エテルニテさん×シュクレクールコラボランチ会 12時~ 参加費5000円(飲み物別)
☆12月18日(火) 茨木 イル・ピスタッキオさんディナー会 18時~ 参加費6000円(飲み物別)
☆1月21日(月) 西大橋 コンヴィヴィアリテさんランチ会 12時~ 参加費5000円(飲み物別)
☆2月25日(月) 大阪発着 赤穂バスツアー さくらぐみさんランチ会 その他盛りだくさん 参加費未定
改めて詳細はお知らせいたしますが、お食事会につきましては先着順とさせていただきますので
参加ご希望の方は、
こちらからお申し込み、お問い合わせくださいませ。
(今からお申し込み、お問い合わせ、受付いたします)