貴重なボランティア経験をさせていただきました
皆さま、こんばんは。
8月29日から3日間、リーガロイヤルホテルにて第58回全国盲女性研修大会が開催され
微力ながらお手伝いに行ってまいりました。

短期間でしたが様々な気づきがあり、本当に貴重な経験をさせていただきました。
一言で「障害者」といっても人それぞれ、様々ですが、
もう少し枠を縮めて
「視覚障害者」といっても、また人それぞれ。
お一人お一人ニーズが違ってきます。
「視覚障害者だから、こう」という、画一的な対応は通用しません。
大切なのは、当事者目線(決して簡単なことではありません)。
その為には、コミュニケーションと経験を積むことが必要となります。
お一人やお二人、もっと言えば、数人の方と接するだけでは
「知っている」ことにはならないと、身をもって思い知らされました。
更には、「盲導犬」も犬それぞれ。
排泄を例にとっても、わんちゃんによって方法が違ってきます。
室内で袋をつけてもらって用を足す子、
外の土があるところ(当然ながら、ホテル指定場所です)で
「はい、おしっこして」と声がかかってからする子、
おしめをつけてもらってからする子。
共通して言えることは、本当にしっかりと訓練されているということ。
排泄のタイミングはコントロールされ、ちゃんと「我慢」もできます。
現役盲導犬は、お漏らしはまず有り得ないそうです。
トイレの場所も、一度行ったら覚えるから「場所を変えないで欲しい」とのことでした。
袋に入った尿は、凝固剤を入れてから廃棄していらっしゃいました。
なるほど!
先のブログにも書きましたが、今回の研修大会には
全国から1000名以上の方が集られました。

2日目は、西川ヘレンさんの講演に皆さん熱心に耳を傾けられていらっしゃいました。
講演会の後、感想を述べられていたのですが、その内容の素晴らしいこと!
もちろん、原稿はお持ちではありません。
障害があることで後ろ指をさされ、「めくら、めくら」といじめられ、
家に閉じこもった時期もあったそうです。
けれど、同じ悩みを持つ仲間に恵まれ、共に励まし合い分かち合いながら
「障害者である前に一人の人間。間違ったことさえしなければ堂々と生きればいい」と
前を向けるようになったとおっしゃっておられました。
そして、社会との結びつきができたことで、
生き甲斐を持って過ごせるようになった、と。
3日目は、高校生の吹奏楽演奏があったのですが、
その時の皆さまの表情といったら!
イキイキとしたお顔で手拍子をし、歌を口ずさみ、演奏後は拍手喝采です。
その様子を目の当たりにし涙が溢れてきました。
限られた娯楽の中で、視覚障害者にとっては「音楽」は特別。
心から楽しめ、生活を豊かにしてくれる娯楽。
この娯楽がどれほど大切か…改めて実感いたしました。
障害があろうとなかろうと、生ある限り一度でも多く
「嬉しい!」「楽しい!」「幸せ!」と
思わず笑みがこぼれる機会がありますように、願って止みません。
3日間お世話になりました大阪市視覚障害者福祉協会の皆さま、
ステージケアの真田さま、ボランティアスタッフの皆さま、
本当にありがとうございました。
8月29日から3日間、リーガロイヤルホテルにて第58回全国盲女性研修大会が開催され
微力ながらお手伝いに行ってまいりました。

短期間でしたが様々な気づきがあり、本当に貴重な経験をさせていただきました。
一言で「障害者」といっても人それぞれ、様々ですが、
もう少し枠を縮めて
「視覚障害者」といっても、また人それぞれ。
お一人お一人ニーズが違ってきます。
「視覚障害者だから、こう」という、画一的な対応は通用しません。
大切なのは、当事者目線(決して簡単なことではありません)。
その為には、コミュニケーションと経験を積むことが必要となります。
お一人やお二人、もっと言えば、数人の方と接するだけでは
「知っている」ことにはならないと、身をもって思い知らされました。
更には、「盲導犬」も犬それぞれ。
排泄を例にとっても、わんちゃんによって方法が違ってきます。
室内で袋をつけてもらって用を足す子、
外の土があるところ(当然ながら、ホテル指定場所です)で
「はい、おしっこして」と声がかかってからする子、
おしめをつけてもらってからする子。
共通して言えることは、本当にしっかりと訓練されているということ。
排泄のタイミングはコントロールされ、ちゃんと「我慢」もできます。
現役盲導犬は、お漏らしはまず有り得ないそうです。
トイレの場所も、一度行ったら覚えるから「場所を変えないで欲しい」とのことでした。
袋に入った尿は、凝固剤を入れてから廃棄していらっしゃいました。
なるほど!
先のブログにも書きましたが、今回の研修大会には
全国から1000名以上の方が集られました。

2日目は、西川ヘレンさんの講演に皆さん熱心に耳を傾けられていらっしゃいました。
講演会の後、感想を述べられていたのですが、その内容の素晴らしいこと!
もちろん、原稿はお持ちではありません。
障害があることで後ろ指をさされ、「めくら、めくら」といじめられ、
家に閉じこもった時期もあったそうです。
けれど、同じ悩みを持つ仲間に恵まれ、共に励まし合い分かち合いながら
「障害者である前に一人の人間。間違ったことさえしなければ堂々と生きればいい」と
前を向けるようになったとおっしゃっておられました。
そして、社会との結びつきができたことで、
生き甲斐を持って過ごせるようになった、と。
3日目は、高校生の吹奏楽演奏があったのですが、
その時の皆さまの表情といったら!
イキイキとしたお顔で手拍子をし、歌を口ずさみ、演奏後は拍手喝采です。
その様子を目の当たりにし涙が溢れてきました。
限られた娯楽の中で、視覚障害者にとっては「音楽」は特別。
心から楽しめ、生活を豊かにしてくれる娯楽。
この娯楽がどれほど大切か…改めて実感いたしました。
障害があろうとなかろうと、生ある限り一度でも多く
「嬉しい!」「楽しい!」「幸せ!」と
思わず笑みがこぼれる機会がありますように、願って止みません。
3日間お世話になりました大阪市視覚障害者福祉協会の皆さま、
ステージケアの真田さま、ボランティアスタッフの皆さま、
本当にありがとうございました。
by essence-since2011
| 2012-08-31 22:42
| 視覚障害