宝塚・希望の家さん発祥の地へ
6月末にお邪魔させていただいた、宝塚・安倉にある「希望の家」さん。 → こちら
創設は、昭和36年(社会福祉法人化は昭和40年)、
宝塚市の「西谷地区」で産声を上げました。
JR武田尾、初めて降り立った駅ですが、週末ということもありハイカーの方がたくさんいらっしゃいました。
紅葉を愛でるいい季節ですね。
駅から車で約15分、ぐんぐん山の中へ。
希望の家グリーンホームさんに到着しました。
こちらは、重度の障害がある方が生活しておられる施設です。
正直言って、周りには何もない山の中。四方八方を木々に囲まれた環境。
今でこそ舗装された道路がありますが、当時は…
もちろん理由はひとつではないと思いますが、やはり時代背景を感じます。
街中で暮らす身、そして初めてこの地をこの季節に訪れた身にとっては、
全身で深呼吸をしたくなるほど自然を感じさせていただきましたが…。
ただ、施設内に一歩足を踏み入れると、全く暗いイメージはありません。
むしろ明るい。
立派な設備も整っています。
こちらは、各種機器が導入されたリハビリ室。
施設でここまで…は、かなり稀かと思います。
(写っていないところにも各種機器が)
何より利用者さん、職員の方が本当に明るいのです!
こちらでも、しっかりと「萬代イズム」が継承されていることを実感いたしました。
高齢になられ、障害程度もかなり進んだ利用者さんが、
「いらっしゃい」「どうぞ、お入り」と、自室に招き入れてくださいました。
車椅子利用、言葉も不明瞭で、身体の変形もかなり進んでいるのですが、
満面の笑み、そして何より一生懸命伝えようとしてくださっている姿に
様々な想いが駆け巡りました。
ふと見ると、棚に飾られた創業者・萬代房子さん(赤穂市出身)とのツーショット写真。
「先生のおかげで…」という言葉に続けられたのは
「最高の人生です」
思わず熱いものがこみ上げてきました。
皆さんが尊敬してやまない萬代先生の銅像。
生涯を福祉、希望の家に捧げられた方です。
当時の様子も掲示されていました。
施設内はすべてスロープで行き来できるようになっていて、
「利用者目線」の素晴らしい造りなのですが、
この位置、この外観にも萬代先生の想いが込められている場所がこちら。
2Fのガラス張り、アーチ型の部分は、食堂なのです。
四季の移ろいを楽しみながら食事ができる環境を…ということで、この場所に造られたそうです。
ぐるっと裏手に回ると、ガラスハウス、ビニールハウス。
主には通所利用者さんがチンゲン菜の栽培をされているのですが、
他の野菜も試み中だそうです。
今回ご案内いただいたIさんは、元々はこちらの施設での勤務からスタートされた方、
今は別の施設で施設長をされているのですが、この日はお休み返上でご案内くださいました。
申し訳ない気持ちでいっぱいだったのですが、
利用者さんも久しぶりにIさんにお会いできたのがとても嬉しいご様子。
「久しぶり~」「元気にしてた?」「帰ってきて~」とお声をかけていらっしゃる姿に
単なる「利用者」「職員」という立場のみではなく、
萬代イズムのひとつである「利用者・職員は一つの家族である」ということを感じ入り、
ほんわり温かい気持ちにさせていただきました。
希望の家さんに伺ったことで私の中に芽生えたこの感情、この想いを
どう繋いでいくか…。どう生かしていくか…。
次に訪れる時、この山々はどんな色をしているのでしょうか。
お世話になりました皆さま、本当にありがとうございました。
創設は、昭和36年(社会福祉法人化は昭和40年)、
宝塚市の「西谷地区」で産声を上げました。
JR武田尾、初めて降り立った駅ですが、週末ということもありハイカーの方がたくさんいらっしゃいました。
紅葉を愛でるいい季節ですね。
駅から車で約15分、ぐんぐん山の中へ。
希望の家グリーンホームさんに到着しました。
こちらは、重度の障害がある方が生活しておられる施設です。
正直言って、周りには何もない山の中。四方八方を木々に囲まれた環境。
今でこそ舗装された道路がありますが、当時は…
もちろん理由はひとつではないと思いますが、やはり時代背景を感じます。
街中で暮らす身、そして初めてこの地をこの季節に訪れた身にとっては、
全身で深呼吸をしたくなるほど自然を感じさせていただきましたが…。
ただ、施設内に一歩足を踏み入れると、全く暗いイメージはありません。
むしろ明るい。
立派な設備も整っています。
こちらは、各種機器が導入されたリハビリ室。
施設でここまで…は、かなり稀かと思います。
(写っていないところにも各種機器が)
何より利用者さん、職員の方が本当に明るいのです!
こちらでも、しっかりと「萬代イズム」が継承されていることを実感いたしました。
高齢になられ、障害程度もかなり進んだ利用者さんが、
「いらっしゃい」「どうぞ、お入り」と、自室に招き入れてくださいました。
車椅子利用、言葉も不明瞭で、身体の変形もかなり進んでいるのですが、
満面の笑み、そして何より一生懸命伝えようとしてくださっている姿に
様々な想いが駆け巡りました。
ふと見ると、棚に飾られた創業者・萬代房子さん(赤穂市出身)とのツーショット写真。
「先生のおかげで…」という言葉に続けられたのは
「最高の人生です」
思わず熱いものがこみ上げてきました。
皆さんが尊敬してやまない萬代先生の銅像。
生涯を福祉、希望の家に捧げられた方です。
当時の様子も掲示されていました。
施設内はすべてスロープで行き来できるようになっていて、
「利用者目線」の素晴らしい造りなのですが、
この位置、この外観にも萬代先生の想いが込められている場所がこちら。
2Fのガラス張り、アーチ型の部分は、食堂なのです。
四季の移ろいを楽しみながら食事ができる環境を…ということで、この場所に造られたそうです。
ぐるっと裏手に回ると、ガラスハウス、ビニールハウス。
主には通所利用者さんがチンゲン菜の栽培をされているのですが、
他の野菜も試み中だそうです。
今回ご案内いただいたIさんは、元々はこちらの施設での勤務からスタートされた方、
今は別の施設で施設長をされているのですが、この日はお休み返上でご案内くださいました。
申し訳ない気持ちでいっぱいだったのですが、
利用者さんも久しぶりにIさんにお会いできたのがとても嬉しいご様子。
「久しぶり~」「元気にしてた?」「帰ってきて~」とお声をかけていらっしゃる姿に
単なる「利用者」「職員」という立場のみではなく、
萬代イズムのひとつである「利用者・職員は一つの家族である」ということを感じ入り、
ほんわり温かい気持ちにさせていただきました。
希望の家さんに伺ったことで私の中に芽生えたこの感情、この想いを
どう繋いでいくか…。どう生かしていくか…。
次に訪れる時、この山々はどんな色をしているのでしょうか。
お世話になりました皆さま、本当にありがとうございました。
by essence-since2011
| 2013-11-26 08:33
| 施設訪問