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溜め池ぶろぐ

npoessence.exblog.jp

日々生まれる一滴一滴の出来事や出会いを、大切に留めておく場所として。

皆さま、おはようございます。
今日は風雨が強いですね。
既にお出かけになられた方も多いかと思いますが、
外出の際は、どうぞお気をつけくださいませ。

さて、先週土曜日の夜、あるがままカフェさんの
月に2回の営業日(その中でも唯一の夜営業)に
「皆さん、ご一緒しませんか?」とお声をかけさせていただいたところ
11名の方がお集まりくださいました。
遠くは、姫路、赤穂からのご参加も!

お陰さまでとても盛り上がり、気付ば閉店時間…
3時間半の滞在となりました。

今回は、ろう者の方が2名ご参加くださったので、
日常の話、海外旅行での話など、生活に密着した、
それでいて「ろう者ならでは」の話を一緒に楽しむことができました。

ろう者は、視覚情報から得たイメージで「新しい手話」を作るのが本当にお上手!
そのものの特徴をしっかりと掴み、なるほど~と思う手話表現をされていらっしゃいました。

その中でも、
「メラメラ」「いえいえ…」
面白かったですね^^

かわいい「相槌」も覚えました。

あるがままさんの夜カフェは、初めてお伺いさせていただいたのですが
アルコールメニューや一品ものもあり、ちょっと1杯…という使い方もできます。

今回ご参加いただいた皆さまは、次の開催も熱望されていらっしゃいましたので
また皆さんで、手話を交えながら楽しくお話させていただける機会を
設けたいと思っております。

お世話になりましたあるがままカフェの皆さま、本当にありがとうございました!


あるがまま
大阪市北区中崎西1-6-22 2F
谷町線中崎町駅4番口より徒歩3分、1Fは美容院です)
# by essence-since2011 | 2012-10-23 10:12 | cafeあるがまま
昨日の投稿→
同行援護従業者養成研修を受けてまいりました

で。

*日本に盲導犬は何頭くらいいると思いますか?

研修を受けた際、この質問に対して、
「10頭くらい?」
「50頭」
「100頭」
「2000頭」

本当に様々な回答が出ました。
それだけ一般的ではないということですよね。

正解は、1067頭。(2011年調べ)

日本で盲導犬を必要としている人は、約8000人。
普及率はかなり低いですね。

ちなみに、アメリカでは8000頭以上が、イギリスでは約4600頭が活躍中です。
イギリスの普及率は日本の約10倍だそうです。

もしかしたら、「実際に盲導犬を見たことがない」という方もいらっしゃるかもしれませんね。

そこで、ちょっとした予備知識として。

=街で盲導犬を見かけたら=

*じっと見たり、声をかけない
*勝手になでない
*食べ物を見せない、与えない
*近くで口笛を吹かない
*並んで歩かない

盲導犬の気が散るようなことをしないように、注意しなければいけません。

とは言うものの、盲導犬ユーザー(視覚障害者)を見かけた時は、
「何かお手伝いしましょうか」の一言をかけることができればいいですね。

慣れた方だと「結構です」という返事が返ってくるかもしれませんが
もちろん、邪険に断っているわけではありませんので^^

ご参考までに、盲導犬Q&Aをご覧になってみてくださいませ。
# by essence-since2011 | 2012-10-17 11:39 | 視覚障害
皆さま、こんばんは。

タイトルにある「同行援護従業者」
お聞きになられたことありますでしょうか?

同行援護とは…
視覚障害により、移動に著しい困難を有する障がい者等につき、
外出時において、当該障がい者等に同行し、 移動に必要な情報を提供するとともに、
移動の援護その他の厚生労働省令で定める便宜を供与することをいう。
(障害者自立支援法第5条4)

ちょっと堅い文章ですね^^;
要は、重度視覚障害の方が外出する際のガイドヘルパーです。

今回、視覚障害者の福祉制度や人権、従事者としての基礎知識、技能など
計22時間の研修を受けさせていただきました。

同行援護従業者養成研修を受けてまいりました_a0277483_1455487.jpg



障害者の人権を学ぶ機会がある度に感じるのが
差別と区別は違うと言うこと。

例えば、目が見えない人に対して、「墨字(点字に対して、晴眼者が読む文字)資料しか準備していない。」
これは、「差別」にあたるんですよね。
「点字を読むか墨字(文字)を読むか」ということが、「区別」
つまり、区別はあって然るべきですが、差別があってはいけません。
(点字だけではなく音訳という方法もあります)

一般的に、「皆さん平等に…」という声をよく聞きますが、
障害者の有無や程度に関係なく同じ情報を提供することは、もはやその地点で平等ではないと言うことを
ご理解いただければなぁと思います。

かく言う私どもの情報提供、情報支援も、まだまだ不十分。
視覚障害者の方は、essenceのホームページも名刺も、
そのままでは理解していただけませんので、
今後の課題として考えていかないといけません。

街歩きでの演習では、私たちが白杖を持つ方に完全にリードされていました。
これはもう、盲人の方の努力の賜物だと感心しきり。
歩行訓練や様々な工夫をされてきたからこその今日。
慣れた道だと一人歩きもこなされます。

でも、入ってくる情報が極端に少ないことも事実です。
そんな時、私達にできることは「より多くの情報提供をすること」
見えないからと言って伝えないのではなく、
今どこを歩いていて、何が見えて、それは何色なのか、
当事者の方は、本当に多くの情報を欲しておられることを実感いたしました。
(かと言って、ずっと喋っているのもお互い疲れます。その加減も大切ですね)

同行援護従業者養成研修を受けてまいりました_a0277483_1384288.jpg


階段の昇降(特に不規則な段差や奥行きのある階段)、バスや電車の乗降などは
一歩間違えれば大怪我に繋がりますので、とても緊張しましたが、
やはり大切なのは、「コミュニケーション」
信頼関係を築く基本ですね。
状況や場面に応じて適度なお声掛けをしながら、
できることはご本人にお任せし余計な口出し手出しをしない。
安全快適な行動ができるよう、必要かつ的確な情報提供を心がけていきたいです。

お食事シーンでの介助も実習しましたので、インプットしてきたことを
アウトプットさせていただける機会を近いうちに持ちたいと考えております。


最後に。
*日本に盲導犬は何頭くらいいると思いますか?

案外知らないものです。
# by essence-since2011 | 2012-10-16 01:56 | 視覚障害
うどん教室、午前の部が終わり、
皐月庵・佐々木さん、休憩を取っていただく時間もないまま午後の部に突入です。

午後の部にご参加いただいたのは、ろう者6名、聴者2名、お子さん3名。
手話通訳さんも2名来てくださいました。

まずは、自己紹介。
画像右下の3年生Rちゃん、早速教えてもらった手話で挨拶を。
うどん教室Part2 <手話通訳つき>ろう者と聴者の混合グループ編_a0277483_21533861.jpg


今回も、大阪のみならず遠く滋賀・日野町から、兵庫・赤穂市からのご参加もあり
申し訳ない気がしないでもないのですが、ご本人さんたちは
「地元で手話通訳つきの料理教室はないから…」と、楽しんでくださっているご様子。
いつも本当にありがとうございます。

パン教室に続き2回目参加の3歳児Mちゃん、この辺りまではほぼ一人で!
ママはサポートするくらいだったでしょうか。←この後の延ばし工程では「つかれたー」って言ってましたが(笑)
4年生Mちゃんも本当に一生懸命に生地に向き合っていました。
子どもの集中力、半端ないです。
うどん教室Part2 <手話通訳つき>ろう者と聴者の混合グループ編_a0277483_2233251.jpg


いよいよ延ばし工程。客観的に見る限り、一番大変な工程です。
うどん教室Part2 <手話通訳つき>ろう者と聴者の混合グループ編_a0277483_2283981.jpg

キレイな四角形になってますね。
とても初めてとは思えない出来上がりです。


大活躍の3人。
初めてのうどん作り、楽しかったかな。
かなり疲れたと思うけれど、だからこそ
自分で作ったおうどんを美味しく思えたんじゃないかなぁ。
うどん教室Part2 <手話通訳つき>ろう者と聴者の混合グループ編_a0277483_16234037.jpg




さぁ、いよいよ最終工程、「切り」に入ります。
うどん教室Part2 <手話通訳つき>ろう者と聴者の混合グループ編_a0277483_2321423.jpg


性格出ますね(笑)
丁寧に1本1本慎重に切っていかれる方もいらっしゃれば…

↑画像右上は、佐々木さん曰く「きしめん」(笑)

「あれほど3~4mmって言ったのに~(笑)」と言って笑い合えるのも、
彼女がムードメーカー的存在で、とても楽しい方だからこそ。
本当に楽しく和気藹々とした雰囲気の教室でした。


うどん教室Part2 <手話通訳つき>ろう者と聴者の混合グループ編_a0277483_23291599.jpg


今回もまた再会があり、「お久しぶりです~。ここでお会いするなんて…」
というお声を聞くことができました。

偶然、ご近所さんもいらっしゃったりと、
私達の活動の場で人のご縁が繋がることは、とても嬉しいことです。

ご参加下さった皆さん、本当にありがとうございました。
また皆さんの笑顔とお会いできる日を楽しみにしております。
うどん教室Part2 <手話通訳つき>ろう者と聴者の混合グループ編_a0277483_305336.jpg


最後になりましたが、皐月庵・佐々木さん
貴重なお休みに、長時間に亘り大変お世話になりました。
持ち帰ったうどん、美味しく食べました!という嬉しい報告を兼ねたお礼が届いております。
また、ろう者の皆さんは、佐々木さんが手話のお勉強をされていることを
とても喜んでいらっしゃいました。
改めて、本当にありがとうございました。


*次回のお料理教室は、
11月5日(月)イル・ピスタッキオ檜森シェフによるシチリア料理教室となります。
詳細は、こちらをご覧くださいませ。
# by essence-since2011 | 2012-10-11 03:26 | 皐月庵さん・うどん作り教室
皆さま、おはようございます。

先日、谷町九丁目の皐月庵さんで開催いたしました「うどん作り教室」

午前中は、ディーセント・ワークさんとの共催で
支援学校に通う高校生とお母さま方にご参加いただきました。

一人ずつ自己紹介をした後、早速うどん作りに取り掛かります。

うどん教室Part1 支援学校に通う高校生親子のグループ編_a0277483_6321276.jpg


プロに教えていただく「コツ」は、目からウロコがいっぱい!
皆さん真剣に向き合っています。
うどん教室Part1 支援学校に通う高校生親子のグループ編_a0277483_6345783.jpg


まず、わかったこと。
うどん作りって根気がいる!

ゆっくりゆっくり水分を入れ、丁寧に丁寧にまとめていきます。
皆さんの素晴らしい集中力に、ただただ感心するばかりでした。

まとまった生地を休ませて…次は、踏んでいくのですが、
ここで差し替え生地登場。
先ほどまとめた生地は、お土産としてお持ち帰りいただきます。

ここでも優しく優しく…踵を使って踏んでいきます。
延ばして折りたたみ、また延ばして折りたたみ…
本当に根気と体力を必要とする工程です。

「大丈夫?」「疲れてない?」
思わず心配になりましたが、
「はい」「大丈夫です」との頼もしいお返事。
礼儀正しいことにも感心しきり!

踏んだ生地は更に寝かせる必要がありますので、ここでも差し替え生地を。
ということで、お土産生地2つ目。

次は、延ばして切る工程です。
が、これまた大変!
生地を面棒に巻きつけ締める、締める、締める。
方向を変えて、また締める、締める、締める。
更に方向を変えて、締める、締める、締める…。

見ているだけでも気が遠くなるような工程でしたが、
皆さん、黙々と取り組んでいます。
やはり「根気と体力」
うどん教室Part1 支援学校に通う高校生親子のグループ編_a0277483_6404133.jpg



見事に延ばせた生地、画像右上は高校生作。素晴らしい!
うどん教室Part1 支援学校に通う高校生親子のグループ編_a0277483_70514.jpg

これを丁寧に切っていき、「うどん」に仕上げます。

それぞれに素晴らしいうどんが出来上がりました!
ちなみに、お母さん方より高校生の方が上手にできていましたよ^^

友達の出来を誉め、母のミスを指摘し(笑)、
互いに粉で白くなった顔を見て笑いあい、
先ほどまでの真剣な表情から一転、笑い声が溢れる空間となりました。

自分たちで作ったうどんもお土産に。
ご家族にも喜んでいただけるといいですね。
うどん教室Part1 支援学校に通う高校生親子のグループ編_a0277483_7221560.jpg

美味しいものは手間隙かかる…皆さん、実感されたのではないでしょうか。

さて、いよいよお待ち兼ねの実食です!
皐月庵さんのメニューの中からお好きなものを。
選択肢が沢山あって迷う迷う。でも、やっぱりカレーうどんが一番人気だったでしょうか。

オーダーも高校生が担当してくれました。
うどん教室Part1 支援学校に通う高校生親子のグループ編_a0277483_7322999.jpg

作る工程は大変だったもしれませんが、程よい疲労感の後のうどん、
美味しく召し上がっていただけたのではないでしょうか。

最後に、みんなで佐々木さんに「ありがとうございました」を。

「知的障害者」と聞くと、どのようなイメージをお持ちでしょうか。
もちろん、障害の程度も様々、一概には言えませんが
心のバリアがあるのは、むしろ「健常者」と言われている私達の方かもしれません。

というか、私も含め、ただ単に「知らないだけ」なのでしょうね。
知らないが故の先入観。
それを取り除けば、徐々に壁は低くなっていくのでしょう。

今の社会では、少数派ゆえの生きにくさ、不便さはあるけれど、
少しの工夫で改善されることが多々あると実感いたしました。
私達も、これを機に今後に繋げていきたいと思っております。


最後に、
いい表情!
うどん教室Part1 支援学校に通う高校生親子のグループ編_a0277483_8345292.jpg


「たのしかった!」「またいきたーい」
何よりも嬉しい魔法のコトバをいただきました。

是非、またお会いしましょう!


皐月庵・佐々木さん、ディーセントワーク・福永さん、
ご参加下さった皆さま、本当にありがとうございました。
# by essence-since2011 | 2012-10-10 08:57 | 皐月庵さん・うどん作り教室

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